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(590) 千思万考「日本の衰退」・・・

 かって、香港に1年間住んだことがある。



そのときに感じた事は、日本に比べて、香港、中国は貧富の差が激しい事であった。



香港から地下鉄で一時間あまり行くと、中国の国境を越えて深圳という大都会に着く。



香港からの地下鉄を下りて、国境を越え、深市内に入っていくと、小さな子供達が

お金をねだって、ぼくのまわりに5〜6人位がへばりついてきた。



うるさいので、金額は憶えていないが、いくらかのお金を与えた。



それから、数分もしないうちに、その話を聞いたであろう子供達が、ぼくのまわりに

数十人寄ってきて、お金を貰いたく手を差し出してきた記憶が今でも鮮明に

憶えいる。



その、生命力の強さと言うか、活力に圧倒された記憶なのだ。



一概に比較できないが、それに比べて日本の子供達はどうだろうか。



散々、親から過保護に育てられて、困難な局面に子供が接しても、

親から助けられて、子ども自身で創意工夫して、難局を乗り越えようと

しなくてすむように親が、子供の足を引っ張っている。



答のあることは出来るが、答のない新しい事には逃げてしまう日本の子供達。



そしてその事に、親が気づいていない。





もうひとつ、



香港でニットの委託生産を依頼した、取引先の社長はまだ、

弱冠の20代だったと思う、会社を興して間もない彼は、ぼくの依頼にも細かく

対応してくれた。



彼は、ぼくから見ても余裕ある会社運営をしているようではなかった。



しかし、ぼくは昔から、これから一生懸命に頑張って、階段を登って行きたいと

理屈だけではなく、行動に起こしていく、「若いやつ」を応援したくなる癖がある。




神戸で開かれた、ぼくの会社の展示会に、彼に依頼したサンプルが間に

合わなかった時にはわざわざ香港から、彼自身がサンプルを持ってきて

くれたほど一生懸命だった。



その彼が、いつもぼくとの商談を終わって、一緒に帰るときに、香港島の

ビクトリアピークの山頂付近を見上げていた事を今でもよく思い出す。



なぜ見上げていたのか、そこには香港の富裕層だといわれる金持ちが、

素晴らしい豪華なプール付きの邸宅を構えていたからだ。



「いつか、俺だって、住んでみせる」という事を、彼が言っているように思われた。



まさに、日本が衰退の下降線を辿っているのは、この貧富の差がなくなって

中間層が圧倒的多数になってきたからだと思う。



努力はしなくても、めしは何とか食べていけるようになった。



又、ハンブリーさが無くなった。



上に行こうと懸命にがんばらない、何とか、あそこのあの人のように

なりたいと憧れ努力しない、その種の生々しい覇気が見当たらなくなった。



日本人には・・・。




多分、落ちるところまで落ちていかないと、日本人は変わるタイミングを

見つける事が出来ないだろう。








そして、


ぼくは今でも、香港の若き彼がビクトリアピークを見上げる、彼のすみきった目を

時々思い出す時がある。





 

| つぶやき | 10:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

(589) 千思万考「利害関係」・・・

かのノーベル物理学賞を受賞した、世界的に有名な物理学博士の

ホーキンス氏は「人類は、利害関係が調整できなくて、滅亡するだろう」という事を

言っている本をかって読んだ事がある。



その本を読んだのは、大分前の事だろと言う記憶がある。



5年や10年ではないだろう。



そして、世界で起こる問題の推移を見てくると、まさに利害関係が

調整できない事が多くなった。



中国の異常なまでの自国中心の資源開発でのトラブル、アメリカの

金融機関の暴走、ギリシャ経済の逼迫からスペイン、ポルトガルへの連鎖、

もしかするとヨーロ圏全体に広がるかもしれない。



現に、ここ数日の株価は乱高下している。



タイの赤シャツのデモもそうである、最終的には利権関係だと言われているが、

富裕層と、貧民層の戦いのデモがその本質だろう。



沖縄の普天間の問題も、日本の安全保障を中心とした利害関係の調整がうまくい

かなくなったあかしだろうと、ぼくは思うのである。



その他でも、世界中、いたるところで利害関係が収拾できなくて、問題をさらに増やして

いるのが、今の現状だ。



まかりなりにも、世界的レベルで見ても、日本人は豊かになりすぎて、自分に

直接かかわりのないことには無関心を装い、適切な思考能力を

見失っているのが、問題をさらに複雑にしているようにも見えるのだ。



どうだろうか?



国民全体で選択した政権交代を、みんなで選んだ民主党を、交代してから、

まだ7〜8ヶ月しか経っていない民主党を、よってたかって非難している。



しかも、ダメならどうすればよいかと言う代案の表示もなく、ただ非難している

評論家モドキの人たちに憤りを覚えざるをえない。



自分達が選んだと言う事を忘れている。



じゃあー、どうすればよいのか?



もっと、その問題の本質に迫った冷静に分析する能力を身に

つけなくてはならないのだろう。



キレイゴトばかり言わないで。










そして、やっぱり、人類は滅亡するのだろうと言う推測が、

まさに、今世紀になって、さらに現実味をおびてきたと思う。



利害関係というジレンマの中で。







 

| ぼやき | 12:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

(588) 初夏の大武川沿い・・・






全国的に今日は今年一番の暑い日ではなかったろうか。



すっかり体調も、もとどうりになった今日。



数ヶ月ぶりに初夏の大武川沿いウォーキングをした。



バンコクに行っている時は、暑くてなかなかウォーキングなんていう気分には

ならなかったが。








何回、このコースを歩いても飽きないし、心地良い。



南西からの初夏を思わせる温かい風が、言葉に表せないくらい気持ちいい。



川沿いの遊歩道の脇には、いつもと違う花が咲いている。



しかし、例年と全く同じ花が咲いている事のほうが、勿論多い。



マイナスイオンいっぱいの遊歩道には、しかし、死んだヘビが乾燥して

ガラガラヘビになって横たわっていた。



ヘビを見たのはこれで5回目、商業の神様と言われているヘビを

見て、これからの商運の道が開けてくるのだろうか・・・。





          




 

| つぶやき | 17:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

(587) グリーン・ゾーン・・・






風邪気味で体調は元に戻ったが、喉がいまだいがらっぽさが残って、

気分が優れないので、気分転換で「グリーンゾーン」と言う映画を

見に行ってきた。



映画館はがらがらだった。



しかし、面白かった、マット・デイモン、そして、ポール・グリーングラス監督が。



「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」のマット・デイモンと

ポール・グリーングラス監督が、3度目のタッグを組んだサスペンス・アクション。



ぼくは、この「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」をすべて見た。



これらも面白かった。



ポール・グリーングラス監督の次作が上映されたら必ず見たいと思った。



内容は、イラク中心部のアメリカ軍駐留地域“グリーン・ゾーン”を舞台に、

大量破壊兵器の所在を探る極秘任務に就いた男の決死の捜査を描く。




銃撃戦などのアクション・シークエンスを手持ちカメラで活写したと言う、

臨場感あふれる映像は圧巻だったが。



それより何より、その映像が進むテンポが、ぼくにとっては素晴らしい

心地良さを与えてくれた。



その、踊りたくなるような早いテンポが良い。




体制側に歯向かう反逆精神よりか、また、その正義よりか・・・。




近年稀に見る面白い映画だったと思う。













 

| 映画 | 22:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

(586) ガマガエルの季節がやってきた・・・






バンコクから帰国して、疲れのせいもあっただろうか、

風邪気味の体調がはかばなしくなかった。



体がよくなりかけた時に、文京区のガレージセールに顔を出した事が

快復を遅らせたのかもしれない。



昨夜は、東大の理科系の大学院を卒業して「密教」に関心を持っていると言う西君と

酒井君が我が家に遊びに来たので、夜遅くまで、ワインを飲みながら、

いろいろな話に熱中した。



そして、今日は体調もほぼ快復したのだろうか、調子が良い。



我が家の周りの田んぼには、夜になるとガマガエルが鳴いているのが

特に目立ってきた。



別に夜に限って鳴いているわけでもないのだろうが、昼鳴いているのには

気がつかなかった。



ぼくの家の窓から林間をとうして遥か彼方まで続いて見える、透き通るような

水を張った田んぼのなかに、陰を潜んで生息するガマガエルの泣き声は、

毎年のことではあるが、なぜか去年と違った泣き声のような気がしてならない。



どこが違うのかはよく分からない。



しかし、どこかが違うような気がする。



いま、夜の10時、ガアー、ガアーとひっきりなしにガマガエルが鳴いている・・・。






 

| つぶやき | 22:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

(585) ぼくにとって始めての「 トークショー 」・・・






唐草倶楽部主催のイヴェントが県内で開かれた。



それぞれの造形作家が丹精込めて作った作品を、展示販売すると言う趣向だ。



それと同時に国際NGO「CCSN」のために、売上の一部を寄付してくれることになっている。



また、田中さんとぼくが苦労して、プノンペン郊外の農家から仕入れてきた

世界的な品質で有名な「ブラック・ペッパー」を販売して、財政難のCCSNの

運営費にあてる目的もあった。



そして、総合的にプロジュースしたハルさん、青柳君の努力が実って

多くの来訪者で土、日の両日イヴェント会場はたいへん賑わった。



ハルさん、青柳君ご苦労様でした。



日曜日の最終日の3時から、あの有名な陶芸家の村岡夫妻のトークショーの

あと、CCSNの活動の説明をぼくが話すトークショーも催された。



ライトハウスを訪れた事がある青柳君にも説明に加わってもらい、今後の

活動も視野に入れた素晴らしい提案もしてくれた。



ありがたい事だ。



特に感激したのは、青柳君が作ってくれたCCSNの為の映像と、その映像のBGに

歌詞の入った音楽が入っており、その曲は今日集まってくれたメンバーの女性が

作曲してくれたものだ。



まさに独自の音楽なので、全く著作権には影響されない。



作曲、作詞してくれたありがとう。




こんなに多くの人たちに応援してもらい感謝に耐えない・・・。






 

| ボランティア | 10:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

(584) 田植えが始まった






昨日の土曜日ぼくの家の周辺でもいよいよ田植えが始まった。



6日にバンコクから返ってきたが、バンコクのデモの情勢は一段と

悪化しているようだ。



連日、テレビのニュースで報じられている話によると、死者数は

二桁に達していると言う。



長期化するのだろうか。



それに引き換え、日本は平和だ。



鳩山政権の沖縄問題で騒げれている日本は、せいぜい米軍基地を沖縄県内に

もって行くか、県外に持っていくかのミクロな問題でガヤガヤ騒いでいる。



これもバンコクの騒動と同じで、利害関係の問題なのだと思う。



利害関係で調整出来なくなって混沌とした世の中になっていくのだろうか・・・。



しかし日本は、生命の関わる問題ではない。




そして、ぼくの家の周りではいよいよ田植えが始まった。



家の周りの田んぼに水を引くと、まるで湖上の上に家があるような

錯覚さえ覚える。



ガマガエルも同時に泣き出す。



この平和ボケしている平和な日本が、ある意味なんとも心地良い・・・。








 

| つぶやき | 10:42 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

(582) 緑のシャワーを全身に浴びて・・・






バンコクから返ってきて、成田から武川について感じる事は、



高齢化した日本が活気が無いこと、どことなく閉塞感に苛まれている、



そして、あらゆるところが清潔感にあふれている事だ。



物事、良いところもあれば、悪いところもあるものなのだろう。



それが真理だと思う、人間もそうなのだろうと思う。



しかし、ぼくの住んでいる武川は一時、松くい虫の被害が予想されたので、

予め家の周りにあった松を100本ちかく、伐採してぼくの好きな雑木の木を

百本ちかく植えた。



10年たって、やっと、限りなく自然体にちかい雑木風な庭が出来てきた。



雑木の木は勿論、落葉樹が中心だ。



夏は葉が生えて日陰を作り、草の繁殖を防ぎ、冬は葉を落とし

冬日を家の窓からそそがせる。



まさに、ぼくの好きな生態系そのものだ。









庭に片隅にある直径1メートルはある大きな鉢にはメダカが、

春のさんさんとした太陽の日を体いっぱい受けて、思いの他

元気に泳ぎ回っている。




そして、ぼくも、この生え出したばかりの落葉樹の薄い葉を通してくる

太陽の緑のシャワーを体いっぱいあびて、武川の春を抱きしめていたい。



バンコクの素晴らしさとは違った、



この武川の春を・・・。










 

| - | 10:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

(580) ラック・ペッパー完売






9日の日曜日に文京区の柳町小学校で20年以上続く

恒例のガレージセールが開かれ、我々のCCSNも参加した。



ガレージ・セール実行委員長の田中さんの配慮で、立地の良い場所を使うことが出来た。



田中さんありがとうございました。



又、CCSNのメンバーの方々、ご苦労様でした。



ぼくは、バンコク、プノンペンの往復で疲れが溜まっていて、おまけに疲れの為か、

風邪まで引いてしまって具合が悪かったが、初の試みであるガレージ・セールには

遅れて顔を出させていただいた。



バンコクとプノンペンの13時間以上のバスの往復が何回も続くときには、

次回から帰りは飛行機にしたいものだ。



今回のガレージセールのメインは、ブラックペッパーの販売である。



わざわざプノンペンからバスで6〜7時間かかった農家を訪れて、世界一と言われる

ブラックペッパーを50キロ仕入れてきた。



ブラックペッパーの為の運賃も農家からプノンペンまでは掛かる。



しかも、問題はプノンペンからバンコクまでも、田中さんとぼくとで、ブラックペッパーを

半々に分けて運んだ。



正直言って重かった。



もし、ブラックペッパーをCCSNの収益事業としてやっていくならば、運送費も

コストに入れなければならない。



今回は、運送費をコストの中にはほとんど入れなくて計算した。



約30グラム弱をビンに入れて300円で販売。



ありがたい事に持ち込んだブラックペッパーはすべて売れた。



勿論だれが食べても美味しいもだから、購入した人は喜んでくれると思う。







しかし、ぼくも、今日現在まだ体がすぐれないので、もう2日〜3日、

静養しようと思う。



こんな事はここ数年はなかったのだが・・・。



年齢を考えて行動しなくてはならないのか。








 

| ボランティア | 11:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

(579) この春爛漫の日本へ・・・





6日バンコク7:30発の飛行機で帰国した。



実に一ヵ月半ぶりの日本だ。



出発前の昨夜は、岩崎さんたちと1時過ぎ頃まで、バンド付きのバーで

飲み明かしていたから、少々眠い。



前回同様、成田から都心までの高速道路の車の数の少なさに

驚いた、バンコクの高速は片側4車線が車で溢れているのに。



いよいよ日本経済が下降していく速度を早めた感じだ。



そして、家に着いた翌日、春爛漫の自宅の草花が、いつもの年のように

なんら変わりなく咲き溢れている。



去年よりさらに草木が大きくなり、ぼくのささやかな庭では足りないくらい

所狭しと咲いている。



疲れからきているのか、風邪気味で気分はすぐれない。



明日の文京区のカレージセールには行けるのか心配だ。








晩ご飯には、勿論、武川米コシヒカリ。



備長炭を中に入れると美味しいといわれたので、初挑戦。



風邪気味の時の食事のせいか、思ったほど美味しくない。



おかずは、豆腐の味噌汁、ホタルイカ、さんまと大根おろし、塩辛など。



タイ料理を食べ飽きたぼくには、たいそうなご馳走だった。







 

| グルメ | 16:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

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